2010年9月24日金曜日

納車整備 その2















続きましてリア廻りの整備を始めます

サクサクっとバラしたいトコロですが
そうも行かないのがSRのスウィングアームです

特に初期型のSRは要注意です
初期型はスウィングアームシャフトに
ニップルのネジ山が切ってない為
バラさないとグリースup出来ない構造になっているのと
元々新車の状態からほとんどグリースが入っていない為です
スウィングアームの位置から湿気や
雨水が入りやすいのも原因の一つと考えられます

その為、中のブッシュやシャフトが錆の影響で
ベアリングの破損やスウィングアーム自体の固着を招くのです
当店では特殊工具を2点ほど製作しました
今までこの二つでなんとか抜くことが出来ましたが
最悪スウィングアームを切断して外し交換するなどの処置が取られます

今回は得に注意の初期型なので万全を期して試みます

まずナットを外しインパクトレンチで回転させます















ここで少しでも動けばほぼ抜けます

ん?































意外にも状態が良かったのでプラハンで軽く叩いて抜けましたw
いやぁ〜ラッキー^^















バラして洗浄です
沢山錆び塗れのグリースが出てきました

洗浄後、各部チェック
ベアリング、ブッシュ、シャフトは無事でした^^

ですが今回はブッシュとシャフトを高年式の物と交換し改良を加えます















穴が空いているのが高年式のブッシュです

シャフトから入れたグリースがこの穴から出てきて
スウィングアーム全体にグリースが行く構造に改善されているのです
ストックのかなり程度の良いブッシュがあったので交換しときます




















ここまでやらなくてもいいと自分でも思いますが
スウィングアームを外さないと出来ないので
ステップのラバーもグリースupしておきます
ま〜長く使えます様にっておまじないですね^^




















リアのブレーキピボットも洗浄、グリースup






















洗浄したスウィングアームピボットも
















ピボットのスラストカバーとベアリングも















グリースup















完成したスウィングアーム

これで高年式のシャフトを入れて
フル満タンにグリースupし定期的にグリース交換すれば
4〜5万キロは持つスウィングアームに変わります


フロント廻りと違い症状が解り難いリア廻りなので
Assy交換になる前に一度は整備をお進めします



















続きましてリアドラムブレーキ
洗浄の終わったパーツを組み付けていきます















各部、耐熱グリースを塗り組み付け















リアハブベアリングも異常がないかチェック
問題なければグリースを詰めます















リアショックの受けとダンパーゴムもグリースup















初期型純正TAKASAGOリムがいい感じです^^




本日はここまで






25日(土)は朝から修行に行く為お休みです

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