さて
当店で販売しております車両の納車整備内容を
ここら辺でUPしてきます
初めに外装チェック
こちらは1982 YAMAHA SR400 Black Gold
当時キャストホイール全盛期にSRユーザーの声に答えて
400限定車として発売されたのがこのモデル
年式の割に状態は良いです
フロントをストロークさせフォークに曲がりなどが無いか
ハンドルストッパーなどにおかしな傷はないかなどをチェック
車でもバイクでも走行距離と各部消耗品を照らし合わせ
大体有っていたらメーターの走行距離は正しいと判断出来ます
外から見えない部分を整備しながら検証していきましょう
まずはフロント廻りからバラして観ましょう
サクサクっとバラします
各部分解
フロントフォークのオイルを抜きます
元々バイク屋さんの倉庫に有った車両だけに?
フォークオイルはかなり綺麗でした
オイル類は時間が経つと劣化するので綺麗でも交換します
続いてステムベアリング
古いグリースを拭い洗浄します
爪が引っかかる様でしたらハンドリングのブレに繋がるのでレースも交換です
今回はかなり状態が良いので再利用出来ます
これを上下共チェックし
入っていたボールベアリングを綺麗に並べグリースをこれでもかってほど入れます
SRの場合はオイルインフレームになるので普通のチューブグリースより
耐熱グリースの方が好ましいと思いますので入れます
勿論アンダーブラケット側も
※組付け方法はここで紹介しません
専門知識の有る方や整備士の方などはお判りだと思いますが
ハンドリングを大きく左右する場所なので
素人さんにはお勧め出来ないからです
オイルを入れます
※純正の柔らかくてカクンカクンするオイルではありません
各部洗浄、グリースupします
ここも
メーターギアも
綺麗に洗浄して
グリースupしていきます
初期型SRディスク車のほとんどがダメなキャリパーのピストン
今まで全て虫食いでしたが初めて綺麗なピストンに当たりました^^
ストックの物を手配しておきましたが使わなくてよし!
ブレーキパットもバリ山です
キャリパー内も洗浄、各部専用グリースによって
動きをスムースにしていきます
初期型の車両になるのでホーンボタンなどのプラスチックパーツが割れていました
たまに有るのでパーツ取りからバラして移植します
因に画像のパーツ取りもクラックが有ったので
違うパーツ取りから移植したので計3つバラしました^^;
右側が初期型のウィンカースイッチになります
作りがシンプルなのが解りますね〜
洗浄、グリースupで完成したスイッチ
レバー類も一点一点バラし 磨き グリースup
アシスタントのM下さんにワイヤー類のグリースupをお願いしました
良い勉強になるのでアナログ方式を推奨
この手間のかかる作業を一瞬で出来るのは内緒です
※戦場のカメラマンではありません
出来上がったワイヤーを組み付け
スロットルホルダーにもグリースを入れます
ディスク車両になるのでブレーキフルード(オイル)も交換です
消耗の激しいフルードなので1年での交換か
車検時に必ず交換した方がいいオイルです
この様に綺麗なオイルになります
外したボルトも一本一本グリースupし
各パーツを組み付けてフロント廻り完成です